・概要 |
被験者に黙読を指示:向きを意味する漢字と矢印に対する,詳細な時空間的脳活動の推移を推定 |
提示する漢字と矢印は同じ意味(向き:上下左右)を有する |
同じ向きを意味する漢字と矢印による推定結果の比較:漢字と矢印での,推定されたECDの傾向の共通点と相違点 |
逆の向きを意味する漢字,または矢印の推定結果の比較:提示刺激が意味する方向と推定されたECDの傾向 |
・結果 |
それぞれのピーク潜時前後では,形状認知,言語処理,空間認知などに関係する部位にECDが推定された |
漢字・矢印ともに空間認知(右MFGなど)に関する部位にECDが推定された |
漢字提示の場合, Wernicke野,AnG,Broca野などにECDが推定された |
矢印提示の場合,右脳半球に集中してECDが推定されたが,左ITGにもECDが推定された |
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Table 1 Relationship between localized sources
and their latencies |
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Fig. 1 Spatial transition in case of Kanji |
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Fig. 2 Spatial transition in case of Arrow |
Ref: 豊島ら. : 向きを表す単語と記号に対する時空間的脳活動の比較, 知能と情報(日本知能情報ファジィ学会誌)Vol.18,No.3,
pp. 425-433, 2006 |