4.エディタの便利な編集機能とQBアドバイザーの活用方法

 ソースプログラム,データ(これらを合わせてテキストと呼ぶ)を編集する際に便利な機能について,以下にその代表的
なものを示す。

(1)テキストの削除,複写,移動
  ・消去,複写,移動したいテキスト範囲の指定
     カーソルを対象範囲の先頭行に位置付ける。次にShiftキーを押しながら↓キーを押す,或いはマウスで
     ドラッグして,その範囲を強調表示する。文字列単位の複写,移動は同様の操作で範囲を指定する。
     ただし,カーソル点滅文字は範囲内に含まれない。
                      例)   a=2.5
                           b=3.1    この行にカーソルを移動後 Shift+↓で範囲指定
                           c=a+b
                           d=a‐b
                           e=a*b
                           f=a/b
                           g=a^b

  ・範囲の指定後
     削除〜Deleteキーを押す。(削除)
         Shift+Deleteキーを押す。(カット)
     複写〜反転表示された状態のとき,Ctrl+Insert でコピーした後,複写先にカーソルを移動して,
         Shift+Insert でペースト。
     移動〜反転表示されたとき,Shift+Delete でカットした後,移動先にカーソルを位置付け,Shift+Insert
         でペースト。
    ※ ・以上の操作は,ショートカットキーを用いた場合である。メニュー画面では範囲を指定した後,メニューバー
       から Edit を選択してプルダウンメニューを開き実行することも出来る。慣れれば,ショートカットキーの方が
       便利。
       ・命令の取消には,Escキーを押す。

(2)カーソルの移動
  カーソルの移動はマウスまたは矢印キーを使用するが,下記に示す便利なカーソル移動キ一もある。
  詳細は操作編3章の(3)キーボードを参照のこと。
                  Home
                  Page Up
                  Page Dn
                  Ctrl+Home
                  Ctrl+End

(3)文字列の置換,検索
   プログラムを修正する場合,文字列の置換,検索機能を用いると便利である。
   メニューバーから Search を選択し,下図のプルダウンメニューから希望する機能を選ぶ。
               

  Find...
  
  Repeat last Find   F3
  Change...

                          ...のある項目は更にダイアログボックスがあることを意味する

     ダイアログボックスを開いたら,必要に応じてFind What(検索対象),またはFind What(置換前)
    Change to〈置換後)の文字列を入カする。(これらの文字列はあらかじめ,マウスでその範囲を指定して
    おくと,ダイアログボックスを開いたときに入力済みとなっている。)
     次いで,その他の必要項目をTabキーと↓キーを用いて指定した後,リターンキーで実行する。検索,置換を
    続行する場合はF3キーを押す。

(4)QBアドバイザーの活用方法
  ヘルプ画面の表示
    エディタ画面の参照バー<Shift+F1=Help>にならう。
     Shift+F1 −−−> ヘルプ利用方法のドキュメント表示
    表示画面をスクロールするにはPage UpPage Dnキーを押す。
       ・ハイパーリンク〜Quick Basicのキーワードはすべてハイパーリンクされている。
       ・ハイパーリンクされている項目にカーソルを移動するにはTabキーを使用。項目の選択は,カーソルを
        位置付けた後,Enterキーを押す。

  Quick Basicで使用可能なキーワードのヘルプ
      Shift+F1を押し,ヘルプ画面を表示して〈Index〉を選択。キーワードの使用方法を知るには,
      Tabキーを押すか,英字1文字を入力して該当文字で始まるキーワード等の一覧を表示する。
      カーソルを該当キーワードに移動後,Enterキーを押す。

  プログラム中で使用しているキーワードのヘルプ
      カーソルを該当キーワードに位置付け,F1キーを押す。

  メニュー,コマンドのヘルプ
      メニューの項目またはプルダウンメニューの項目のコマンドにカーソルを位置付け,F1キーを押す。
  
  オンラインヘルプの終了 −−−>Escキーを押す。

  まとめ
          Tab            :次のハイパーリンク項目にカーソルを移動
          Shift+Tab       :前のハイパーリンク項目にカーソルを移動
          文字キー         :入力文字で始まるハイパーリンク項目にカーソルを移動
          Shift+F1        :ヘルプの利用法をいつでも見ることが出来る
          F1             :メニュー,コマンド,キーワードにカーソルを位置付けて
                          オンラインヘルプを見ることが出来る。
          Esc            :ヘルプの終了
          Alt+F1         :連続したハイパーリンクの移動を逆にたどる
                          (直前までの20回の移動を記憶)
          Ctrl+F1         :ヘルプ画面をヘルプファイルに記述されている順に参照
          Shift+Ctrl+F1    :上記を逆順にたどる
          ヘルプ画面の印刷   :ヘルプ画面を表示しておいて,File,Print,Current Windowの
                         順に選択すると印刷可能

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